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 「老舗風土記」その① 2012.2.17

 
 
 
平成3年の9月17日~21日に毎日新聞に連載された桔梗家の「老舗風土記」。
 店内に飾られているものに興味を持ち、読んでみたら面白かったので、ご紹介しようと思いますヽ(*´∀`)ノ
 21年も前の記事ですが、下町のお店の魅力が伝われば!と思います。

 

 下町の気楽な食事 

 車の往来の激しい両国橋のたもとに、つつましやかなたたずまい、どじょうの店「桔梗家」がある。
 大相撲が始まると、仕事が手に付かないという小錦ファンのわが友は、秋場所前から国技館に心が飛んでいる様子だった。
 お定まりのコースは大いに熱狂した帰りの足で桔梗家に寄って、あつあつのどじょう鍋で、仲間と大いに楽しもうという算段らしい。

 両国の桔梗家の名は知っていたが、初めて訪れた私にも、この店は何やら郷愁を感じさせる。うなぎの寝床のような細長い座敷はトウの畳を敷きつめ、トウの座布団と座卓が並ぶ。昔の食べ物屋というのは、こんな雰囲気だった。
 「ほんとはクーラーを入れないで、汗ダラダラで食べるのが本来なんですが、やっぱり時代の勢いで…」と、当主の堀木章夫さん。

 午前の営業時間の十一時になると、続々サラリーマン風の男連れで満員になる。
 「丸鍋にお銚子一本」「抜き鍋とどじょう汁お二人前」「かぶと焼き追加」「柳川二つ」…などなど活気を呈する中で、私も“丸”を頂く。ご存じ寄りにはいまさらながら、丸の姿のままのどじょう鍋である。
   

 柳川鍋しか知らなかった私は、一度でとりこになったのだが、それは後に譲って、この店で聞き知った“どじょう学”はすべてもの珍しかった。

 どじょうは江戸時代、下町の庶民の代表的な食べ物だった。「明治の末でもずいぶん安かったみたいですよ。どじょう汁が一銭だか二銭だかで、おひつがついて、ご飯は食べ放題。座敷へも上がらないで、入り口に腰掛けて、さっさっとすませて“ご馳走さん”ってふうな気楽な食事だったんですね」
 当主の父、二代目の堀木義男さんの話である。

 それがいま、東京のどじょう専門店は四軒だけだそうである。ここ桔梗家、駒形どぜう、深川の伊せ喜、浅草の飯田家。
 庶民にそれほど重宝がられたどじょう屋は、もともと多くはなかったらしい。
 「昔はどこの田んぼにもどじょうはウヨウヨいたわけですからね。わざわざ食堂で食べるものじゃないから山の手には一軒もありませんでしたよ。それが下町では安価な食べ物として好まれたんでしょうね」
 しかも、どじょうは海の魚と違って産地に土着するから、夏の雌はみんな子持ちだ。ビタミンAは豊富で、夏バテに最適なのだそうである。
 (文・原田八重 え・萩原楽一)
その②に続く・・・

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